アキレス腱断裂から完治まで!重要な病院選びと治療方法

寒さが和らぎ暖かい日が多くなってくると、外に出て体を動かしたくなりますよね。

でも、普段からあまり運動をしていなかったりすると、久しぶりに体を動かして思わぬ「ケガ」をする場合があります。

というのも、私自身が実は数年前に『アキレス腱断裂』を経験してしまったからです

普段からジョギングを2〜3日に1度ペースで行い、筋トレなども定期的にしていました。

しかし、久しぶりにバスケットボールの試合に参加したところ、その途中で『アキレス腱』を切ってしまいました。

念入りに準備運動を行い、そして普段から体を動かしていましたが、当日は少し張り切ってしまい無理をしてしまったのかもしれません

ただ、普段から運動している人でも疲労などから『アキレス腱』を損傷してしまう場合があるので、どんな人でも切ってしまう可能性があるようです。

『アキレス腱』を切ってしまった人のために、色々と情報をシェアしておきたいと思います

アキレス腱が切れた瞬間

『アキレス腱』を切る前までは、強烈な痛みを伴うケガだと思っていました。

しかし、実際はほとんど痛みはなく、病院で診察結果を聞くまで断裂しているなんて思いもよりませんでした

切れた瞬間というのは自分でもよく分からず、突然後ろから誰かに押されたように前へ倒れました。

その瞬間も、足を軽く蹴られたくらいの痛みしかありませんでした。

その時周りにいた人には、「ブチッ」という音が体育館に響いたそうです。しかし、自分には音が聞こえた記憶がありません

すぐに友人は心配そうな顔で「大丈夫!?」と聞いてきましたが、少しの痛みはあるものの歩くことは出来たのでひとまずコートサイドで休むことにしました。

休んでいる間は念のためアイシングをしていましたが、動かさなければ痛くなかったので試合が終ってから一旦歩いて家まで帰りました。

歩いて帰るとき、ひとつ気になったことは「つま先」が上がらないということでした

アキレス腱が切れた時の症状

『アキレス腱』が切れた直後は、驚くほど痛みがありませんでした

これまで『捻挫』を2回したことがありましたが、『捻挫』のほうがよっぽど痛かったです。

しかも、切れても大事だと思わなかった理由は「歩くことができた」ということです

多くの人は何かがおかしいと思い病院に行きますが、あまり痛みがないので数日放置する人も少なくないと言います。

症状としては、先ほども述べたように歩くとき「つま先」が上がりません

そして、「つま先」で立とうとしても全く力が入りません

見た目でいうと、『アキレス腱』部分にある独特な「くびれ」がなく、晴れ上がったような状態に見えます

そして、指で押してみるとブヨブヨしているので、そこで『アキレス腱』が正常に繋がっていないことが分かります。

重要な病院選び

バスケットボールを企画した主催者に救急車を呼ぶべきだったと言われましたが、治療法がいくつかあるのですぐに病院へ行かずに検討したほうが良いです

その理由は、救急車で向うような大きな病院では基本的に「手術」になるようです

しかし、「手術」をしないで治す方法もあるのですぐに病院を決めないほうが良いと思います。

最初は近所にある「整形外科」へ行き、そこで『アキレス腱』が断裂していると告げられました。そこでは、「自然治癒」で治す方法を提案されました

もし手術したい場合は、「紹介状」を書くという話だったので一旦その日は治療せずに帰りました。

次の日、セカンドオピニオンが欲しかったので、少し大きめの病院へ行ったところ治療法は「手術」しかないと告げられました。

なぜ「手術」しかないと言われたのか?

大きな病院では1人1人に時間をかけてケアすることができないので、「手術」しかないと言うことが多いのだそうです。

しかし、大きな病院でも「自然治癒」を行っているところもあるので、どのような治療をしているかしっかり調べてから病院を選ぶことをオススメします

「手術」と「保存療法」の違い

『アキレス腱』は切れると、『アキレス腱』自体がくっつくことはないそうです。

そのため、治療は切れた部分を近づかせ、周りの組織が固めることによって「治癒」となります

「手術」では、切れた『アキレス腱』を近づかせ、縫合して組織が周りを固めるまで待ちます。

「自然治癒」で治す「保存療法」の場合は、足首を固定し『アキレス腱』を近づけた状態で組織が周りを固めるまで待ちます。

しかし、両方とも「再断裂」の可能性が「ゼロ」というわけではありません

治療を始めてすぐは「手術」の方は確率が少ないようですが、数ヶ月経つとほとんど確率は同じになっていくようです。

「手術」には、縫合するために表面を切る場合と4カ所の穴から針を使う場合があります。針の場合はあまり手術痕が付きませんが、表面を切った場合は痕が残ってしまいます。

「手術」の場合は、数日間は入院する必要が出てきます。しかし、「保存療法」の場合は足首をギプスで固定するだけなので、松葉杖を借りてその日に帰ることができます。

「手術」は直接縫合しているので繋がっているのは確かですが、「保存療法」の場合はギプスを外す3〜4週間後まで繋がっているか分からないというデメリットもあります

でも「手術」をしたからといって確実ではなく、人によっては組織がうまく固まってくれない人も稀にいるようなので、「手術」しても繋がってくれない場合もあるようです。

更に合併症の可能性もあるので、一概に「手術」が良いというわけでもないと言えるでしょう

治療の過程

「手術」にしろ「保存療法」にしろ、一旦『アキレス腱』を近づけて組織が周りを固めてくれるのを待つことに変わりはありません。

ただし治療を行う場合、「保存療法」に関しては48時間以内に固定をしたほうが良いようです

もし『アキレス腱断裂』だと自分で分かった場合、応急処置として足の甲からスネにかけて堅い板などで固定し、つま先立ちしているような状態にします。

そして、絶対に『足』を地面につかないようにしましょう

切れた部分が組織で固まったら、段階的に「かかと」の高さを変えられる特殊な器具を使うことになります。

最初はハイヒールを履いているような感じから、段々と「かかと」を直接地面につけられるようにしていきます。

この期間は何週間も必要で、再断裂の可能性が高い時期でもあるでしょう。しかも強い衝撃を与えないようにする必要があるので、ヒヤヒヤする数週間となります。

正直言うと、少しずつ「かかと」を低くしていく過程の方がケガした時より痛みがあり、そして「再断裂」しないように気をつけている日々が怖かったです

治療期間と費用

「手術」と「保存療法」を比べると、やはり「手術」の方が治療費は必要となります。そして、直接『アキレス腱』を繋げるため完治までは早くなります。

「保存療法」の場合は、時間はかかりますが治療費はそこまでかかりません。「手術」でも、松葉杖と段階的に「かかと」の高さを変えられる特殊な器具の費用はかかります

松葉杖を借りるのに5000円を最初に支払うのですが、早めに返すことになった場合は日額を差し引いて返金されます。

私の場合は、日額5000円以上の計算となったのですが、5000円が上限なので返金もなければ追加料金もない状態でした。

「かかと」の高さを変えられる特殊な器具は、数万円します。これは、病院によってオススメする器具が違うので金額の差がでますが、保険などである程度は返ってきます

診察費としては、数百円。状況確認でレントゲンを撮ると、1000円強といったところ。

「リハビリテーション」もある整形外科だったので、検査を受けながら安心してリハビリを受けたのですが、その「リハビリ」でも数百円でした。

病院探しに時間の余裕があるなら、「リハビリ」も一緒に受けられる「整形外科」をオススメします

「リハビリ」も重要で、数ヶ月歩かないだけで意外と「歩き方」を忘れてしまいます

歩く時に使う関節や筋肉が固まっているので、普通に動くようにマッサージしてもらうことも重要となってきます。

リハビリ後に行うこと

普通に歩けるようになった後は、筋トレを続ける必要があります。足の筋肉は、数週間使わないだけで想像以上に落ちてしまいます。

しかし、筋肉を戻すにはそれなりの時間が必要となります

私自身は痛みはなかったのですが、人によっては天気の悪い日などは治っても痛むという人もいるようです。

ですが、最初の数年は寒い日になると『アキレス腱』の辺りが堅くなってしまいました

そのため、最初の数年は寒い日はなるべく暖めたり、サポーターを装着したほうが安心かもしれません。

とにかく、最初の1年から1年半くらいは、お風呂などで足首をしっかり回して柔らかくすると良いでしょう。そして、「かかと上げ」などの筋トレも定期的にすることをオススメします

私自身は「保存療法」を選び、3月の初旬に断裂し治療を始め、8月には「富士山」の頂上まで登ることができました。年齢にもよるらしいですが、30代ということもあり早く完治することができました。

まとめ

今では定期的にジョギングできるようになり、普通にスポーツも楽しめています。『アキレス腱』を切った直後は混乱するかもしれませんが、下記のような条件で病院を探すと良いと思います。

・階段などが少なく、通いやすい
・治療方法が選択できる
・リハビリを受けることができる

実際に、医者によって言うことが違うということが分かりました。余裕があれば、セカンドオピニオンとして2つの病院へ行くこともオススメします。

また、足を固めない「自然治癒」を行っている病院もあるので、じっくりと選ぶと良いでしょう。